(2006/02/05 Update) |
第2回「地域文化資産コンテンツ」フォーラムのご案内 |
地域からの文化資産コンテンツ発信−江戸からみる加賀伝統文化の現在− |
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【開催趣旨】
第2回「地域文化資産コンテンツ」フォーラムは、地域文化デジタル化推進協議会が財団法人地域創造より受託した「地域文化資産デジタルコンテンツ発信事業」の普及・啓発をはかるために開催するものであります。本事業は、全国各地域の伝統芸術等の映像記録をデジタルコンテンツ化して記録・保存し、国内外へ発信しようとするもので、日本の文化的伝統・日本的価値を見つめ直し、地域間交流・国際交流等の多様な活動への利活用を図り、個性豊かで活力に満ちた地域社会の実現に資することを目的としています。具体的には、財団法人地域創造がホームページ上に地域文化資産デジタルコンテンツに関するポータルサイトを開設し、地域における伝統芸術等コンテンツを蓄積するとともに、その動画映像と音声を同時に国内外に発信しようとするものであります。
我が国には、各地に伝説、神話、祭り、伝統芸能、習俗など、文化資産が多様に存在しています。しかしながら、近年の生活様式や価値観の多様化、さらに過疎化や高齢化の進展などから、その継承が困難になっているものが多くあることも事実です。現在、地域に残る多様な文化を、現代のデジタル技術によって記録し、地域社会の文化資産の掘り起こしや地域アイデンティティの成熟を促すためのコンテンツ整備が期待されています。このことの重要性は、グローバル社会と対面する地域社会の主体的な文化力を問うことでもあり、さらにそこから地域社会の文化産業やコンテンツ産業の成熟を促すと
いった、様々な可能性に繋がっていきます。
本フォーラムでは、平成18年4月から発信する地域文化資産デジタルコンテンツの映像を用いてポータルサイトの解説を行うとともに地域からの文化資産コンテンツの発信の意義を探るという視点から、伝統文化の宝庫である北陸地方にスポットをあて、文化資産アーカイブの先駆者・石川新情報書府の活動をとおして、その情報発信の現状と課題を明らかにしていきたいと考えております。また、加賀文化と江戸文化を対比させながらそれぞれの魅力を浮き彫りにしつつ、地域文化の持続発展について考察していきます。
【開催概要】
1 開催日時 平成18年2月28日(火)13:00〜17:30
2 開催場所 千代田放送会館 2Fスペースエコー(別紙ご案内図参照)
3 主 催 地域文化デジタル化推進協議会
4 後 援 総務省、石川県、財団法人地域創造
5 協 賛 (株)NHKエンタープライズ、松下電器産業(株)
三菱電機エンジニアリング(株)、早稲田システム開発(株)
6 参 加 費 無料
【プログラム】 (敬称略)
1 13:00〜13:05
主催者挨拶 地域文化デジタル化推進協議会会長 高島秀之
2 13:05〜13:15
挨拶 財団法人地域創造
3 13:15〜14:00
基調講演
「文化資産のラインプロデュース−地域文化コンテンツのグローバル戦略」
立命館大学客員教授・札幌市立大学準備室 武邑光裕
4 14:00〜14:30
地域文化資産デジタルコンテンツ発信事業ポータルサイト説明
地域文化デジタル化推進協議会 西田義行
5 14:30〜15:15
特別講演「石川新情報書府の活動と加賀文化の魅力」
石川県立美術館館長 嶋崎 丞
6 15:15〜15:30 休憩
7 15:30〜17:30
パネルディスカッション
「特色ある地域文化の全国発信をめぐって−江戸からみる加賀文化の魅力」
モデレーター 立命館大学客員教授・札幌市立大学準備室 武邑光裕
パネリスト 映像プロデューサー 加藤 辿
石川県商工労働部産業政策課課長 菊川人吾
石川県立美術館長 嶋崎 丞
メディアスティック株式会社代表取締役社長 宮内淑子
石川新情報書府コンテンツ制作者
17:30 閉会
以上
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